デュエマ第十二回:受けを削って安定さを上げました!【アナカラーデッドダムド改】
噂の噂の私がきましたよ、先生!
お久しぶりです、紗百合さん。元気にやっていましたか?
そうですね〜、ネタ探しには相変わらず苦労しますが楽しくやっていますよ。外国語にもやっと慣れてきた感じですしね。
…とりあえず、自己紹介を…。
あ、ここのサークルでちょびちょびお世話になっている青柳瑠璃紗の姉、青柳紗百合です。二つ名は「水の魔女」です。
その魔女さんは鈴夏さんと何を?
デッキの相談をしていました。
私自身は決して上手いわけではないけれど、知恵を出し合うことはできますからね。
相変わらず謙遜して。いっつも私をボコるくせに…
いやいや謙遜なんて。私だっていっつも師匠にボッコボコなんだから。
あぁ、あの人は確かにお強いですからね。頭も回りますし、いっつも全てを見透かしているように見えます。
そんな私だけど、3人で意見を出し合ったデッキレシピがこちらになります!
以前紹介したアナカラーデッドダムドの調整ですか。
えぇ、最新弾に使えそうなカードがあったので、それを採用してみました。まず最初はこちら。
G・ストライクを持った初動札ですね。3枚捲れるのは非常に優秀です。
どうしてもデッドダムドに依存しがちなデッキだから、3枚も捲れるのはありがたい。かつ防御札にもなるし後半も腐りにくい。
これがアンコモンなのだから時代を感じるわね。
もう1枚の新規もアンコモンだけれど強いですよ。
『解体人形ジェニー』の上位互換ですね。ササゲールを持つだけでなく種族にオラクルやディスタスも追加されています。
このカードのおかげで「2ターン目にマナブースト、3ターン目にハンデス、4ターン目にドルゲペイン」の動きができます。ササゲールの恩恵は大きいですね。
全体的に動きが安定してきた、という印象が受ける。序盤に体勢を整えながらハンデスで妨害し、デッドダムドで除去をしながら盤面コントロールしながらリーサル…扱いは難しいけれど強力。
ただし、安定さをあげたからこそ、非常に頭を使うデッキとなりました。防御札をG・ストライクのみにしているため、受けに関しては非常に脆くなっています。
そうですね。動きも早いわけではないので、例えば赤単速攻相手だと数で負けることもありそうです。
メタ兼防御札の『とこしえの超人』も、最近だと刺さりにくい傾向。それを突破されると案外簡単にリーサルされる。
デッドダムドからのギガンディダノスの動きを重視している以上、単純に受け札の枠がないのが一番の欠点ね。中途半端な受け札を入れても機能しないから思い切って抜いてしまおう、という姉さんの言葉でこうなったのだけれど。
S・トリガーは受け札としてのみ採用するのは違いますからね。シールドにいないと意味のないカードは出来る限り抜くべきです。
私個人としては、完全受け札を素引きしてしまった場合はマナに置けば良いから多少だろうと入れるべき、という意見ですけどね。
それはダメですよ先生。腐ったからマナにおこう、という考えはどこかしらで色事故を起こします。色事故を起こすリスクを高めるくらいなら、多少の防御は切って安定を求めるべきです。
そうとも言い切れませんよ。安定を求めすぎると構築の幅が狭まって他のデッキに対応ができなくなります。多少事故率を上げてでも、全てのデッキに対して勝ち筋を残せるような構築を求めるべきです。
そうは言いますけど、それは不可能ですよ。大事なのは最近の流行や傾向に合わせて構築することであって、全てのデッキに対応することではないです。どんなデッキにだって弱点はありますし、詰まされる可能性はあります。それならば、少しでも自分のしたい動きができるように構築をするべきです。
む、だからそれだと構築が広がらないと言っているじゃないですか。自分のしたい動きのみを優先すると相手に読まれやすくなって対策されてしまいます。多少のスパイスがあった方が動きやすいと思います。
あの、勝手に盛り上がらないでもらえます?
話には聞いていたけれど、本当に意見が合わない。
ごめんね〜。つい熱くなっちゃって。
意見の相違はお互いにわかっていますからね。こうやって言い合えるのは非常に楽しいです。
仲が良いのか悪いのか…。
いやいや、先生のことは大好きですよ。こうやって言い合うのも、「自分に素直になりなさい」という先生や師匠の言葉があってこそですから。
昔の紗百合さんは周囲に合わせてばかりでしたからね。主張することの大事さを教えたまでです。
結果、非常に頑固な性格になってしまったと。決めたことは意地でも貫くし、忠告もろくに聞かずに突っ走って世界に飛び出す始末。
え、そういう風に思われてたの!?
実際そうなんですから何も言えませんよね?
先生は事情を知っているくせに…意地悪だなぁ…
あ、スリーブはこちらを使用しています。
使用理由は可愛いからです。
特に理由はないのね。別にいいけれど。
さて、学生でもない私が居座るのもおかしな話ですので、これでお暇しますね。
ありがとうございました。また会う時があれば。
えぇ、また会えるよ。
そうですね。シスコンの紗百合さんなら、瑠璃沙さんの近くにいればどこかで会えますね。
え。
過保護な姉は困るわ。
あぁあああああ。